このおへやには、おなかのおおきな ユ ミ おかあさんと ネコの ミ ケ がいます。
おかあさんは、ミケにいつも こういいます。
「 ミケ、このこがうまれたら あそんでやってね。」
きまってミケは 「 ニャー ・ ニャー 」 と、おかあさんのことばが わかっているように
いつも へんじをします。
それから、しばらく たちました。
いまおへやには、うまれたばかりの あかちゃんと、おなかのおおきなミケがいます。
あかちゃんのなまえを、[ ミ ユ ]となずけました。
おかあさんは、ミケのあたまをなでながら こういいました。
「 おまえも、もうすぐおかあさんね。きっと、カワイイこがうまれるわよ。
そうしたら、ミユといしょに あそぶことができるわね。」
それから しばらくして、ミケに7ひきの げんきなこどもがうまれました。
おかあさんが みけネコなので、クロいこ ・ シロいこ ・ マダラなこと、
イロイロな けいろのこネコたちが うまれました。
そのなかでも いっぴきのこネコは、めのまわりがハートのかたちをしていました。
よくうごくこネコで、まえあしをあげて タントン・タントンと はねていました。
それをみていたユミおかあさんは、そのこネコのなまえを[ タ ン ト ]にしました。
しばらくして、6ぴきのこネコたちは もらわれていきました。
のこった1ぴきは、タントでした。
あかちゃんのミユとタントは、すぐにとても なかよしになりました。
ミユが2さいになったころ、ふしぎなことが おこりました。
おへやにミユとタントが、いません。
さっきまでここにいたのに、おかあさんは あわててさがしました。
ミユも、あるくようになっていました。
そこで、おへやとまどのかぎを かけていました。
それなのに、どこへいってしまったのでしょう。
おかさんがまどのところにくると、おにわのしばふで、ミユとタントがなかよく
あそんでいるのがみえました。それをみて、おかあさんはあんしんしました。
でも どうやって、おそとへでたのでしょう。
( そうです、むいしきにテレポートを やっているのです。 )
おかあさんは、ふしぎなきもちで いっぱいでした。
まどをあけて、「 ミユ、どうやっておそとへでたの?」と、きいてみると。
ミユは、「 タントといっと、タントといっと。」と、こたえました。
あるひのこと おにわで、ミユがおはなしをしていました。
もちろん、タントがいしょです。
ミユのそばには 2ひきのことりさんがいて、
なにやら 「 ピィーピィピ、ピピ。」と、まるでミユに おはなしをしているようでした。
それをみていた おかあさんは、ミユがことりさんと おはなしをしているのだと、
すぐにわかりました。とても、ふしぎです。
( そうです、むいしきにテレパシーを やっているのです。 )
まいにち まいにち ミユとタントは、いつもなかよく いっしょにあそんでいます。
ミユも3さいになり、ようちえんに いくことになりました。
あさ ミユは、「 いってくるから またあとでね、タ ・ ン ・ ト。」とあいさつをします。
「 ニャー ・ ニャ。いってらしゃい、ミユ。」と、タントはいつものへんじをします。
あるひの、ようちえんでの できごとです。
みんなで おえかきをはじめたとき、ようちえんのせんせいが あわてていました。
「 アイちゃん、ユウキくんをみなかった?」「 ミユちゃん、ユウキくんをみなかった?」
そうなんです。ユウキくんが、いなくなってしまったのです。
せんせいたちは みんなでさがしていますが、どうしてもみつからず こまっています。
まどのところに、ことりさんがやってきました。
「 ピィーピィー ・ ピ。ミユちゃん!ミユちゃん!たいへんだよ。」
ミユには、すぐにわかりました。いつもおうちで、おはなしをしていることりさんでした。
そばにいって、ことりさんに「 どうしたの、なにかあったの?」と、ききました。
「 ピィピィ。ちいさな おとこのこが、あなにおちているよ!!」
「 わかったわ ことりさん、どうもありがとう!」
( じっさいには、ことばをだしては いません。ここでも、テレパシーです。)
せんせいに、ミユはいいました。
「 ユウキくんは、あのきのそばの、あなにおちているみたい!」
せんせいたちは、それをきいて いそいでそこへいきました。
そこには、ちいさなあなが あいていました。
「 エーン・エーン、ママー!」と、ないているユウキくんがいました。
すぐにせんせいが、ユウキくんを あなからだしてあげました。
「 エーン・エーン、あなにおちちゃったの。」
ユウキくんは、せんせいにだきついて なきました。
せんせいは、あとでミユちゃんにききました。
「 どうしてユウキくんが、あそこにいるのがわかったの?」
「 ことりさんが、おしえてくれたの。」
せんせいは、「 そ ・ う。 じ ゃ あ、ことりさんに おれいをいってね。」と、いいました。
そのことをあとで せんせいは、ユミおかあさんにいうと、
「 あのこはほんとうに、ことりさんと おはなしができるんですよ。」と、
ほほえみながら こたえました。
ふしぎなことが あるものだと、せんせいはおもいました。
おうちにかえったミユは、いまもタントと なかよくあそんでいます。
⇒しかし何故、ミユはこのような能力を持っているのでしょう?
もう一度、じっくり題名を見てみましょう!!そこに秘密が隠されています。
そのためには、「 と 」を削除し、早口で題名を繰り返して下さい。
※タントといるとその能力は倍増します。☆ 感のいい人は、もうすでに分かっていると思いますが ・ ・ ・ 。
ショート童話・短編小説
- ブログネタ:
- スカイツリー、興味ありますか? に参加中!
★大人もたまには ” 心 ” リラックス、頭の中をカラッポにして、このショート童話でも
読んで見ましょう!!モデルはもちろん、今話題の東京スカイツリー。
★子育てママはお子さんと、保育園・幼稚園の先生には園児と、御一緒ににどうぞ。
※今後も作くるつもりなので、知り合いの方にぜひ紹介して下さい。 安目衛より
☆ショート童話の キレイな画像 「 A4版-紙芝居 」が作れます。
↓下記(URL SkyDrive)をクリック後、各ファイルダウンロードして下さい。
A4加工版(PDF)のイラストは厚紙にプリント、本文は普通紙で各イラストの裏に貼り付けて下さい。
それだけで、紙芝居の完成です。
⇒ Windows Live SkyDrive 安目衛 公開フォルダ
きょうは、とてもおてんきが よいひです。
ここは、サクラがさいている かわのちかくです。
おひさまは、うとうとと あくびをしていました。
どこか とおくのほうから、かなしいこえが きこえてきました。
「ニャーニャー・ニャーニャン、おかあさん どこにいるの?」
はしのうえで なみだをながして、こネコが ないていました。
それをみていた おひさまが、いいました。
「そこのこネコちゃん、どうしたんだい?」
「おかあさんがいないの、ニャーニャン!!」
「それはこまったね、じゃあ、おともだちの ノッポのタワーさんに、
おかあさんを さがしてもらいましょう。」
そういうと、おひさまは おおきなこえで、
「ノッポのタワーさん、あそこに まいごのこネコがいるから、
おかあさんを さがしてあげてさい。」と、いいました。
ノッポのタワーさんは、「わかりました、おひさま。
あのこネコの おかあさんを さがしましょう。」
「ぼくのおなまえは、なんていうの?」と、ノッポのタワーさんはききました。
「ぼくは、クロちゃんっていうの。」と、こネコはこたえました。
「おかあさんは、どんなネコですか?」
「みけネコの おかあさん。」
「わかった。じゃあ、おかあさんを さがしてあげよう!!」
「どう~れ!!」そういうと、したのほうにあるまちを、
おおきなからだを おりまげ おかさんをさがしました。
「どこにいるんだ~い、クロちゃんの おかあさん~!!」
「なかなか みつからんのう~。」いっしょうけんめいに、さがしました。
そうしてやっと、「おや、あそこに みけネコがいるぞ!!きいてみよう。」
こうえんの ふんすいのそばで、みけネコのおかあさんを みつけました。
「そこのネコのおかあさん、こネコのクロちゃんを おさがしですか?」
と、ききました。
「ええ、わたしのかわいいこどもが どこかへいってしまったの。
こまっています。」
「それなら わたしがしっていますよ。おしえてあげましょう!!」
ノッポのタワーさんは そういって、
こネコとおかあさんを あわせてあげました。
「クロちゃん、よかったのう。おかあさんにあえて。」
「うん、ノッポのおじちゃん ありがとう!!」
「ノッポのタワーさん、ありがとうございます。」といって、
ネコのおやこは、てをつないで かえっていきました。
・・・そう、うちのブログ愛読者にはもう分かりましたね。このネコ親子も、雪だるま王国の
キャラクターです。
おわり。
あとがき : 私は、東京に住んでいるので自宅や会社でも、東京スカイツリーを毎日見る事が出
来ます。完成前から、ニュースやバラエティでちょっと過熱気味の取り上げですが
まあ、間違いなく最近の大きな話題です。ブログ記事でも取り上げていたので、イ
メージが湧いてきたものです。
※拍手(文字)をクリックすると、おちゃめな ミ ク が 挨拶してくれるよ。↓↓
注:( 初見の方は、前編より読んでください。)⇒ 前編 URL
* 真冬の 出来事( 後編 )* * * * * * * * * * * *
足を引きずり何とか道に出ると、ちょうどそこには道祖神があった。昔、この辺は塩の道で多くの人馬が往来していた。過酷な山道のため、倒れる者もいたと言う。それで、この辺には道祖神が多い。そんな事に思いを馳せている時だった。
無音の雪景色の中、あたりが漆黒の闇に変わってきた。
遠い記憶の底から聞こえてくる、遠くから「ポッコ・ポッコ・・・。」と、馬のひずめの音がかすかに聞こえてきた。何故聞こえてくるのか分らない。これはデジャブなのか(既視感)、過去の遠い記憶なのか、脳裏の奥に引き込まれていく。
ちょうどその時、闇の中から蓑と笠をかぶった老人がやって来た。私も白馬村に来るようになってから長いが、初めてみる光景であった。
近くに来ると老人は、「 こんな寒い中で、何してるだに。危ないずら。」と言った。この地の方言で、「 ずら・だに 」言葉だ。また、小声で「 ポッコ・ポッコ聞いたずら?」とも、言ったように聞こえた。
私は、何が危ないのか分からないまま「 写真の撮影です。」と短く答えた。
すると、「 そりゃ大変だに。今日は寒いずら、うちに来るだに。」と言われ好意に甘えてついて行く事にした。外は氷点下十度以下の吹雪の世界だ、ありがたかった。私の体はまるで氷のようで、しかも足を引きずっていた。
八十過ぎに見えるのに意外と早い足取りで、ついて行くのがやっとであった。五分くらい歩くと、かやぶき屋根の家があり玄関に招かれた。
家の中は囲炉裏があり、とても暖かい世界で、しかも明治時代にタイムスリップしたようなたたずまいであった。
お茶と野沢菜が出てきた。この辺でお茶うけは、野沢菜が定番だ。しかも、今の寒い時期が一番うまい。
この寒い時期には、こんな話はどうでしょう。
ここ東京葛飾柴又でも今日は雪が降っています、ピッタリかも知れません。
ほんのちょっと、ミステリーが含まれています。それが何処にあるのか、探して見て下さい。
* 真冬の 出来事 ( 前編 )* * * * * * * * * * * * * *
今年も、冬がやって来た。
私は、冬を専門とするカメラマンである。だから、冬が来ると急に忙しくなる。
自宅のある東京にも十二月下旬になり、早くも雪が舞った。「今年の冬は、少し寒くなり雪が多いでしょう。」と、天気予報で言っていたのを思い出した。
今日は午後一番で、新宿発のあずさ号に乗りこんだ。昔、「あずさ2号で~♪♪!」と歌われたあの、あずさ色の特急だ、現在は白色が基調の洒落た列車になっている。目的地の白馬駅まで、新宿から中央線で長野県の松本を越え大糸線に入り、穂高を過ぎ信濃大町を越えると急に雪の多い世界に入って行く。
列車に揺られ、少し眠くなり目が閉じた。とても寒く・雪が多いと言えば、かならず三十年前のあの日のことを思い出す。あれは確か、私がまだ駆け出しのカメラマンで無我夢中でシャターを押していた頃だった。依頼される仕事は何でもやっていた。
その他情報、すぐ下天気・災害を
ク リ ッ ク して下さい
小我安目衛
-占い-